#549. 芳本美代子「I'm the one」(1987)



549. 芳本美代子「I'm the one
[Teichiku TL-515] 1987 album

2ndアルバム『GROOVIN'』期の久保田利伸(作曲)によるL.A.マナーなダンサブルチューン「ヴァニティ・ナイト」に、オリコンンチャート最高位を記録した「東京Sickness」2枚のシングル曲をフィーチャーしたミッチョン・インポッシブル第四章。“My Revolution”なリフレインが淡い空に響き渡る大村雅朗(作編曲)「Kiss The Sky」を冒頭に、哀愁なリヴァプール節が手のひらで踊りファウンテンする「Real Time」〜フィジカル・モダンダンサー「ラヴ・シュミレーション」〜シャッフル系サンシャインポップ「Groovy Glory」他、収録曲の大半数を手掛ける山川恵津子×森逹彦(シンセプログラミング)の洒脱なコンビネーション技に、ミッチョンの愛らしい八重歯も軽妙にうずきはにかむ18歳・夏のアーバンセンセーション。(藤井)

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芳本美代子:コンプリート・80'sシングルズ【CD】


ラグジュアリー歌謡~(((80s)))パーラー気分で楽しむ邦楽音盤ガイド538~
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#548. 中森明菜「BITTER AND SWEET」(1985)



548. 中森明菜「BITTER AND SWEET
[Reprise L-12593] 1985 album

オリジナル7thアルバム。プラスチック・ジャングルを駆け抜けるパートタイム・ラヴァーな迷走曲、井上陽水×萩田光雄による10thシングル「飾りじゃないのよ涙は」(別ヴァージョン)〜EPOファンの明菜自身によるオファーで実現したEPO×清水信之の名コンビ作「ロマンティックな夜だわ」へフェイドアウトなしで一気に加速するアクロバティックな冒頭の演出劇。清水信之(key)×村上秀一(ds)が繰り広げる巧みなコンビネーションに、妖艶パピヨンボイスが自由気ままに舞い踊るラビリンスな香り。マライアの山木秀夫(ds)×渡辺モリオ(b)が繰り広げる狂気のリズム隊に負けないハードボイスが天空を舞うSandii(作詞・cho)×久保田真琴(作曲)によるサンセッツ模様のエスノ・ダブステップ「BABYLON」、AKAGUYアレンジ&バッキングによるクレプスキュール感漂うシーサイドウィークエンダー「DREAMING」、元・東北新幹線の山川恵津子&鳴海寛のコーラスが星を彩る吉田美奈子渾身の感動メロウバラード作「APRIL STARS」他、満19歳・明菜の新たな魅力を体感できる濃厚な43分25秒。中期マティア・バザール(伊)〜プロパガンダ(独)〜アンテナ(仏)あたりにも通じる“ひんやりユーロ・ウェービー”なプログレッシヴ・フュージョン歌謡祭は、次作『D404ME』('85)〜初セルフプロデュース&EUROX全面参加の問題作『不思議』('86)へと繋がるタイムブリッジ的要素がたっぷり。(藤井)

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BITTER AND SWEET【CD】

BITTER AND SWEET【紙ジャケット/SACD】

ビター&スウィート(1985サマー・ツアー) 5.1 version【DVD】

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Burning Love~情熱の夏ベスト~【CD】inc.「ロマンティックな夜だわ」

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#547. 少女隊「Forever−ギンガム・チェック Story−」(1984)



547. 少女隊「Forever−ギンガム・チェック Story−
[Broadway 7PL-164] 1984 single

アルバム『少女隊PHOON』、12インチシングル「ESCAPE」、ビデオ『少女隊PHOON-アメリカ編-』との同時リリースで話題を呼んだ、都倉俊一プロデュースによるロサンゼルス録音のデビューシングル。都倉俊一がペンをとり、アレンジャーにピンク・レディーの全米デビューアルバム『PINK LADY』(邦題『ピンク・レディー・イン・USA』)の編曲家ジョン・ダンドリア、カラパナの3rdアルバムにストリングス・アレンジャーとして名を連ねる鍵盤奏者デビッド・ウィートリーを起用。80年にピンク・レディーが主題歌を日本語カヴァーした事でも知られる、アイリン・キャラ主演映画『フェーム』の世界観がフラッシュダンスするサクセスメロディーと、亜伊林(三浦徳子の変名)の描く歌詞が壮大な大地にステップを刻むその背景は、その後ミュージカル作品で成功を得る“シュン・トクラ”のギンガム・チェック物語だともいえようか……。B面にはスペイシーなシンセ音がビーチを浮遊する、シムーン紀行なロジック・アラビアンチューン「ピンクのタオル」を収録。(藤井)



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GOLDEN☆BEST少女隊 フォノグラム・シングル・コレクション【CD】


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#546. TULIPIAN「Tulipian」(1989)



546. TULIPIAN「Tulipian
[Interface CA-3431] 1989 album

原田知世・織田裕二主演の青春リゾート・ムービー『彼女が水着にきがえたら』に、玉井美香(現・叶美香)らと水着のお姉さん役で出演していた、村野玲子、厚木久代、前田ゆかりによるポップユニット。東京⇄ロンドン録音による1stアルバムは、プロデューサーチーム“TULIPIAN Project”の一員でもある森逹彦、土岐幸男による卓越したシンセプログラミングと、鈴木智文、中原信雄、岡田徹による幻想的なアレンジが箱庭空間をハレーションする月夜の楽園地帯。『Dance Volunteer』期のポータブル・ロックや、『Swimming With Sharks』期のフンペ・フンペ(インガ&アネット・フンペによるドイツの姉妹NWデュオ)を想起させる、スタイリッシュでコンパクトなEBMサウンドが印象的な手のひらポップス集。中でも、ストロベリー・スウィッチブレイドがテレックス「My Time」をトニー・マンスフィールドMixでカヴァーしたような「何もなかったみたいに」、できることならQlairの3人にも歌って欲しかった「Dolphin's Summer」などなど……。チューリップ畑に水を注ぐ、野宮真貴と本間哲子のコーラスワークも絶美!(藤井)

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彼女が水着にきがえたら [DVD]



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#545. ブスっ子くらぶ「ひと夏の経験」(1987)



545. ブスっ子くらぶ「ひと夏の経験
[Panam CWP-86] 1987 single

おニャン子クラブに続けとばかり86年にシングル「女の子は顔じゃない」でデビューした、女子大生パブ「ブスっ子くらぶ」のキャンペーンで店舗オーディションより選抜されたお姉さんアイドル集団。デビュー当時は8人組だったものの、シングルを出す度にメンバーが一人ずつ脱退していく始末。レコード会社移籍後の6人組で再起をかけたラスト3rdシングルは、大胆不適にも山口百恵「ひと夏の経験」をカヴァー。これがまた原曲を不忠実に再現した香辛料強めの中華三昧ブレンドで、脳天をスクリューさせられます。確か、日清サラダ油「中国フルーツ飲料」のCMだった気がしますが忘れました。ラグジュアリー歌謡的には、ゴムパッチンなシンセベース音に天然6色ボイスがカラフルにシャッフルする、スウィング・アウト・シスター「Breakout」風ポータブルポップチューン「COLOR SHUFFLE」をオススメ!(藤井)

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#544. 森川美穂「おんなになあれ」(1987)



544. 森川美穂「おんなになあれ
[Vap 30197-28] 1987 album

佐々木信也のジェントルな名司会っぷりや、みのもんたのユーモア溢れるナレーションが茶の間に響き渡った「珍プレー好プレー」が懐かしい、あの頃の『プロ野球ニュース』。ピントの合ったキャッチーボイスが印象的な5thシングル「姫様ズーム・イン」が、番組スポンサー「ミノルタ」のカメラCMで流れまくっていた広島と西武の日本シリーズ熱戦時代。翌年、同CMのタイアップ曲に起用された、飛鳥 涼による6thシングル「おんなになあれ」(別ミックス)を含む、夏待ちシーサイドメロウ風景が浮かぶ2ndアルバム。和製デイヴィッド・フォスターの異名を持つ小林信吾をメインに、山本健二、松下 誠アレンジによる楽曲群は、1stアルバム『多感世代』の頃に比べアダルト・オリエンテッドに。キラ美やかなシンセサウンドの波に混じり伸びやかな歌声がクロールする「グラデーション」、志賀真理子「フリージアの少年」のドリーミーさを彷彿させる、山川恵津子によるライトタッチなミディアムAORナンバー「午後のシート」他名曲揃い。(藤井)

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森川美穂『バップ・シングル・コレクション』



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#543. ハイ・ファイ・セット「Sweet Locomotion」(1986)



543. ハイ・ファイ・セット「Sweet Locomotion
[CBS/Sony 28AH-2018] 1986 album

英国風味な紅茶メロディが香ばしい、85年リリースの24thシングル「ひときれの恋」を含む14thアルバム。CBSソニー移籍後3枚目となる本作は、作家陣に伊藤銀次、杉 真理、楠瀬誠志郎、小林明子(曲)、新川 博、井上 鑑、国吉良一(編)ら迎え春にフライトされた。夏を先取りしたラテンフレイヴァな陽あたり良好チューン「Rosy White」を筆頭に、エレクトリックでライトでオーケストラなオーケストレーションにニヤリとさせられる「Starship」、山本潤子と大川 茂の掛け合いが素晴らしいエルボウな爽快デュエットナンバー「June Flight」、黄昏れラヴ・アフェアな「Vitamin L」などなど、PCM3324なデジタル時代に咲いたモダン・タッチな箱庭メロウチューンがHi-Fiに散りばめられている、肩パット浅めなカジュアル・ロコモーション!(藤井)

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【試聴】
ハイ・ファイ・セット | Sony Music | ソニーミュージック オフィシャルサイト

ラグジュアリー歌謡~(((80s)))パーラー気分で楽しむ邦楽音盤ガイド538~
プロフィール

藤井陽一

Author:藤井陽一
<発売中>
ラグジュアリー歌謡〜(((80s)))パーラー気分で楽しむ邦楽音盤ガイド538〜
(DU BOOKS刊)

「ラグジュアリー歌謡 X Tower to the People」シリーズ
伊藤つかさ『つかさ』
伊藤つかさ『さよなら こんにちは』
伊藤つかさ『タッチ』
伊藤つかさ『ふしぎの国のつかさ』
伊藤つかさ『オススメ!』
伊藤つかさ『夢の振子』
小山茉美『VIVID』
萩田光雄『シークレット・ラヴ』
風見りつ子『アヴァンチュリエ』
伊藤つかさ『ト・キ・メ・キ ライブ +6』
藤村美樹『夢恋人+2』
田中美佐子『スペインへ行きたい』
手塚さとみ『15才の肖像』
鳥越マリ『SEASON+4』
小川知子『Milky Way +2』
斉藤とも子『ありがとう あなた
斉藤とも子『たけくらべ +2』
桑田靖子『バケーション +2』
つちやかおり『BLACK & WHITE +3』

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